何はともあれ歩こう

私は何はともあれ健康第一と考えねばならぬ年齢になり、とにかく歩きに関して誘われたら断らないをモットーとしています。簡単に言えば気が弱く知らないところは一人で歩けないだけです。

 先日友に京都の知恩院の年越し鐘の試しづきを見ないかと誘われましたNHKのゆく年くる年で除夜の鐘を突きますね。知恩院さんは僧侶が身体ごと後ろに投げ出すように全身全霊で突くスタイルで有名です。私は興味があり是非行きたいと伝えました。当日清水寺から入ります。

 

外国の観光客がいっぱいでさすがに華やか。私達は緩やかな坂道から山道に入り足取り軽く先ずは清水山山頂に到着。

人は誰もいなくてさくさくと枯れ葉を踏みしめながら東山へと歩を進めます。大将軍塚で京都市内一望。やや曇り空でしたが、広く見渡せて気持ちが良かったです。清閑寺辺りでは赤い椿がもう咲いていて冬の向こうにある春を感じましたね。上り下りとどんどん歩く内に何やらゴーンごうんと鐘の音と共に読経の声も聞こえてきました。思わず足も早くなり気が付けば大鐘楼が人混みが見えてやっと着いたと声を出してました。沢山の僧侶達がお経を唱えながら順番に慎重に試しづきをしていました。厳かで胸に響きました。鐘の響きは大きくかつ静かに響き渡りました。

 

この一年骨折したけど皆のお陰で定演にも出演出来、こうして今日も約2万歩元気で歩けたことに感謝します。