2年前に地域の友人に登ろうと誘われて初めてチャレンジしました。

 

比叡山の東麓に位置する日吉大社の奥の院と言われる八王子山には10mの金の大巌(こがねのおおいわ)、左右には三宮と牛尾宮の桃山時代に建立されたニ社殿があります。最寄りの比叡山坂本駅や、我が家のベランダからも望めます。

それまで山は勿論運動も消極的な私には縁のない存在でしたが、コロナ禍が背中を押したのでしょうか。378mの低山だし大丈夫と言う友の言葉に踏み出したのですが、これがつづら折りの急な石や岩ゴロゴロの山道で、途中で友人のポールを借り心臓バクバク状態でやっとの思いで最後の石段を登ったものでした。

 

その時見た景色正面には金大巌、左右のニ社殿そして眼前には向こう岸まで望む琵琶湖が広がっていました。その瞬間そのバロック的風景の虜になり以後今日まで周一回ペースで登っています。

 

今や私の癒しの場所となりました。