今回のコンサートゲストのフォーさんが以前所属していらした女子十二楽坊が彗星のごとく現れ、
日本に中国民族楽器、特に二胡ブームになったころ、
それに乗じて中国の民族音楽関係のマニアックなツアーがあり参加しことをお話しします。

 それはおもに現代二胡の奏法などを開発され二胡の神様の劉天華先生など上海周辺をめぐる旅でした。
上海からバスで揺られ3時間、江陰という町に着き、まず江陰博物館を見学しました。
そこには、劉天華の博物館と言ってもいいでしょう、劉三兄弟の写真や銅像、
劉天華手書きの二胡で有名な光明行の楽譜、改良した二胡等、二胡ファンにとっては興味深々の
展示物だらけでした。


 その後近くにある天華芸術学校に訪れ、生徒さんによる民族楽器の合奏を聞き、
今度は劉天華の故居を訪れましたが、昔はのどかだったんでしょうね。
今では町の真ん中で、なんとも中国の経済発展で都市開発が進んでしまって、
雰囲気が残念ですけどその周囲の道路のガードレールらしき物が、
二胡の糸巻の琴軸や駒の形の御影石があったのは面白かったです。

そして帰路上海の途中で陽澄湖で取れる上海蟹を夕食しその日は終了。

 次の日も上海東方楽器博物館を訪れ、様々な民族楽器の展示を見、
その後も上海音楽学院を見学、夕方は二胡コンサート等、本当に内容も充実した旅でした。

またこのような色々マニアックツアーがあれば参加したいなと思います。