こんにちは、古筝(こそう)担当の “hasu” です。
いつも“団員便り”を見ていただき、ありがとうございます。

前回の落花生リポートの結末を先ず…
おつまみになる期待も高らかに、育てていましたが、
その後、長雨にやられて結局一粒も出来ませんでした〜(泣)
実をつける枝が地面にプスプス刺さっていたにも関わらず…
小さな庭の自然界も毎年ちがいますね。チャンチャン♪

さて、あらあら〜 泥の中からこんなに沢山の葉っぱがにょきにょきと!!
これはいったい何でしょうか?!
タイトルで分かりますよねー
昨年咲き終わった蓮鉢に、冬場も水を絶やさずにしていたら
こんな嬉しいことに。
レンコン、ちゃんと育ってたんやーとちょっと感動。

ところで、“ 蓮と古筝 ” どこか似ていると思いませんか?
佇まい、テイストなど共通点を感じてしまいます。
 
蓮を見ていると風が体を通り抜けるような清々しさを感じますが
この清涼感は他の花では味わえないです。
あーー浄化されてるわーーーみたいな♪
古筝もグリッサンドの音色は辺りの空気が変わるような、そんな
気持ち良さがありますよね。
そういう意味でも蓮と古筝は似ている!!

画:周思聰 讀庫「荷」画集より
 

こんな蓮の水墨画を見ると(あまり見ることないですけど)、
ふっと古筝の音色が聞こえてくるんですよ。。
それは「出水蓮(Chu-shui-lian)」 という曲。
広東省、福建省、台湾などに客家(はっか) と呼ばれる漢民族が居ますが、
その客家筝曲の中で代表的な曲です。

古筝は最も古い中国民族楽器のひとつと言われています。
そして中国各地方独特の文化に根付いて発展した其々の古筝曲を、民族性や地方色を以て
大きく五大流派に分けました。
そのうちの一つが客家筝派になります。

「出水蓮」、機会があれば聞いてみてくださいね。