お盆休みの昼間に何気なくテレビをつけると、高校野球の生中継。
仙台育英学園がたった今勝利したところで、校歌が流れてきました。
20150901-1

画面には「南冥遥か 天翔(あまかけ)る・・・」と、校歌の歌詞が映し出され、
それを見た私は心の中で「あ、こんなところにも“天翔”が!」と。

それと同時に思ったのが、「天翔ける」じゃなくて「天翔る」だったの?

「欠ける」「書ける」「駆ける」「掛ける」「賭ける」「架ける」など、
「翔」以外の送り仮名はいずれも「ける」なのに、
「翔」だけ、どうして「る」なのだろう?

辞書やネットで調べても、明確な答えは見つからなかったのですが、
結局、他の漢字は「欠く(かく)」「書く(かく)」「駆せる(はせる)」「掛かる(かかる)」「賭する(とする)」「架かる(かかる)」など、「かける」以外の言い回しがあり、
「翔」のみ動詞としては「翔る(かける)」しかないというのが理由なのだろうと、
とりあえず自分の中では、納得することにしました。

とはいえ、パソコンで「かける」を漢字変換すると「翔る」が候補として出てくるのに、
「あまかける」だと、MS-IMEとATOKのどちらの日本語辞書を使っても「天翔ける」になってしまいます。
ああ、ややっこしい!

ちなみに天翔楽団のロゴをじっくり見ていたら、こちらは「天翔る」でした。