2003年天翔楽団は自由に中国音楽を楽しむ愛好者の演奏の場を作ろうと結成された市民楽団「天昇楽団」として発足しました。発足時、私は笛奏者が入団するまで、の友情参加。
おりしもその年、『女子十二楽坊』が日本でも大ブレイク。
年末には紅白歌合戦に出場するなど、中国音楽に特に興味がない方にも、二胡をはじめ、他の中国民族楽器やその音色を目に、耳にする機会が増えた年でもありました。
みなさま、覚えておられますか?
ブームに乗ってアニメ「ドラえもん」のオープニングで主題歌まで女子十二楽坊の演奏!!これにはびっくり。


また日本の大手楽譜出版社からコード付きの五線譜で二胡のピアノ伴奏譜「燕になりたい」が出版・発売されたのが2001年。

 

画期的でしたね。

 

 

二胡弾きじゃない私も即座に入手。

今も現役の楽譜の一つです。

 

 

◇画像:2001年発売の数字譜が記入された五線譜 表紙と裏表紙のコラージュ
※本体価格¥400+消費税¥20(5%)安っ!

 

当時日本では(ほぼ二胡ですが)、中国民族楽器を習う人は増えつつありましたが、アマチュアの中国民族楽器の楽団、アンサンブルがまだまだ希少な時代でした。

あれから20年。

関西だけでなく全国各地にアンサンブルや楽団が存在し、それぞれ素敵な演奏活動をされている情報をSNSやYoutubeなどの動画サイトでも紹介される時代になりました!

そういったアマチュアの小さなグループから大人数の楽団が多数集まって2010年には大阪市内で「中国音楽フェスティバル」が開催されました。

来春には第7回のフェスが開催予定されています。

関東をはじめ、海外からも参加チームがある恒例フェスになってきています。また先日は京都で数チームが集っての演奏会、その他、各地での情報も伝わってきます。

 

 

 

◇画像:第一回中国音楽フェスティバルのプログラム

 

楽器をはじめ、楽譜も音源も当時よりずいぶんと容易に手に入るようになりましたよね。

20年と言えば、生まれたばかりの赤ちゃんが成人(今は18歳で成人ですね)。20歳だった人も40歳に。歳を重ねるのは誰しも平等。

天翔楽団の話に戻りますが、人生いろいろ、メンバーもいろいろ。変遷はあります。学生、勤め人、主婦、介護者、置かれる立場も変わってきました。ただただ、好きな楽器を音楽を続けること、一緒に続けてこれたこと、周りのみなさまに感謝です。

 

※以前、楽報原稿として私自身が投稿した文章を一部引用しています。