9月は私が毎年楽しみにしているイベントがある月です。それは…《大阪クラシック》♪  大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ様々な音楽団体による、大阪中之島を中心とした色々な場所で開催される音楽イベントです。ビルや市役所のエントランスホール、駅のイベントスペース、カフェの一角などで行われる無料コンサートと、中之島中央公会堂やフェスティバルホールなどで行われる有料コンサートで構成されています。1週間かけて行われるこのイベントでは、昨年は何と81公演もあり、私も休みを取って色々聴いて回りました。
    今年はコロナの影響で開催が危ぶまれていましたが、対策を取った上で有料のコンサートのみ行われました。私が聴きに行ったのは2公演のみでしたが、久々の生音演奏を楽しめました。
    まずは中央公会堂、中集会室で行われる2台のピアノ演奏のコンサート。ここは普段はガイドツアーに参加しないと入れない、特別室(貴賓室)に入れるのでお気に入りの会場です。椅子が距離を取って並べられているため、昨年の同じ形式のコンサートよりも奏者が見やすく、これはこれでありかなと思いました。もちろん、演奏は素晴らしいものでした。
   そして2つ目は最終公演。大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏で大阪クラシックが締め括られます。会場はフェスティバルホール。毎年、この公演は聴いているので今年もチケット取りました。もちろん、フェスティバルホールも座席は一つ置きに着席です。奇しくもこの日はイベントの参加人数の規制が緩和された日。こんなにゆったりとフェスティバルホールで演奏を聴けるのはもうないかもしれないと思うと、貴重な体験をした気分に。演奏曲の1つ、1812年。ご存知の方もいるでしょうが、この曲は最後に大砲の音が表現されます。たいていは大太鼓で演奏されるのですが、自衛隊の演奏会だと本物で空砲を打つこともあるのだとか…。今回は大太鼓の他に大砲のセットが用意されていて音に合わせて煙が出て、目でも楽しめました。
    コロナ禍の中でも、工夫して演奏会を開催して下さった関係者の方々には本当に感謝です。
    天翔楽団でも日々の練習の成果を皆様にお届け出来る日が来るよう、頑張っていきたいと思いました。