中国音楽のアンサンブルなのに西洋楽器のチェロ。
中国楽器で言えば革胡にあたるパートです。
私は残念ながら革胡は持っていませんのでチェロのお話。
チェロはエンドピンという棒で支えられています。
このエンドピンは、抜いて入れ替える事ができ、その素材は、鉄、チタン、真鍮、タングステン、カーボンなどが使われていて、単独で出来ている物、2種類以上組み合わせて出来ている物があり、その組み合わせ方(各々の素材の分量や使う部分)によって音色、音量、響き方などが変化します。
同じチェロなのにエンドピンを替えるだけで音色が変化するのが不思議で面白いですよ。
ただ、聴いている人にはあまりわからないという話もありますので、本人の自己満足の世界かも。
また、チェロにはミュート(弱音器)があり、演奏中指示に従って付けたりはずしたりする物と、練習時の音量を下げるための物があります。
演奏時に使用する物はゴム(合成樹脂)製で、あらかじめ弦の根本の方につけておいて、必要な時に駒に移動させます。簡単に移動できる仕組みになっています。
練習時に使用する物はゴム製、金属製があり、金属製の物を使っています。
このタイプは、音の響きを保ったまま音量を1/5に下げる、という物。演奏会の前など、少しでもたくさん練習したい時、お世話になっています。
私のミュートは駒をはさんでネジで固定する物ですが、重さが260gあるので、楽器の上に落としたら悲惨なことになります。
ミュートをつけず、そのままで練習できるのが一番なのですが、いろんな事情で夜しか練習できない時には助かりますよ。