台湾鹿港で

台湾鹿港で

 夏休みに台湾・鹿港を旅しました。

 清の時代に貿易で繁栄した町で、古い建物が今も多く残っています。台湾映画「小城故事」の舞台にもなった場所。「小城故事」の主題歌はテレサテンさんが歌われていて、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

 そんなノスタルジックな鹿港は小さな町なので、一日歩けばだいたいの位置関係が分かるようになります。

 古い寺院も多くあり、中でも龍山寺は台湾の1級古跡に指定されている寺です。今回、一日に3回も訪れ、不思議なご縁を感じました。夜の龍山寺は綺麗だと聞いていたので、夜にも参拝しました。昼間に見た景色とはがらりと変わり、ライトアップされたその姿は、他の台湾寺院とは異なる素朴な美しさを感じました。

 ふと耳を澄ますと、何かが聴こえてきます。音を頼りに進んでいくと、寺の後殿に黒い服をまとった20~30人ほどの女性が床に座り歌を歌っていました。(この日は中元節でした)。よく聴くと「南無阿弥陀仏」と歌っています。歌詞はそれだけ。とても馴染みやすいメロディーで、1分もしないうちに自分も歌っていました。耳から離れません。お寺をぶらぶらしている間も「南無阿弥陀仏」と口ずさんでしまいます。

 こうして、歌を一つ覚えたのですが、あの馴染みやすいメロディーは、お寺を出てしばらくすると、頭からすっかり抜けてしまいました。翌日になり歌いたいなあと思って歌うと、なぜか「里の秋」のメロディーになってしまうのです。「里の秋」に合わせて南無阿弥陀仏と歌ってしまう、、、しかし、3小節目で南無阿弥陀仏とメロディーが合わなくなる。やはり違う。


 モヤモヤを抱えて帰国し、ネットで検索!「仏教音楽 南無阿弥陀仏」。

 出てきました!!!「里の秋」っぽいメロディーだろうか!?と、少し期待しながらしながら聴くと。。。。全く違いました。どこにも重なる部分がない。自分の記憶がなぜ「里の秋」すり替えられてしまったのか?

 それは置いといて、なかなかいいメロディーです。早速二胡で弾いてみました。合います。2小節のメロディーをひたすら繰り返します。この音源は14分間。そうです、14分間ずっと南無阿弥陀仏と歌い続けます。すぐに覚えられます。お試しください。(色々なメロディーがあるようですが、どれも馴染みやすい曲調です。)