●ギャラリー・その2 第1部・第2部



幕があがりました。
さあ開演です。




今回の1部の衣装は,
昨年に比べて,色遣いが
全体的にシックだったような。




毎年,示し合わせるわけでなく
誰がどんなもんを着るかは
当日にならないと
分からないのです。



擦弦パートは
こんな感じ。




こちらは弾撥+管+打楽器パート





今回デビューの
色あざやかな笙机。

キャスター付きで,
第1部→2部への転換が
便利になりました。




右端,大阮奏者が着てるのが,
アンケートにあった「長袍」。

彼女はいったいどっから
こんなもんを入手したのでしょうか?


一方,こちらはアオザイ。

彼女が何を着てくるか,
団員である私達も
毎年楽しみにしてます。




笛奏者の服は,
私にはどっかの少数民族の
衣装にみえますが,果たして・・?





大阮・中阮の大きさが
比較できるショット。

中阮奏者の右手には
一曲目の「采茶灯」で使用した
「柳琴」がちらっとみえます。



打楽器がいっぱい・・・

右手で小鑼たたきながら
左手でシンバルもやってはったんですね〜

一人で何役もこなされて
ほんまにお疲れ様でした。






奏者が叩いてはるのは
子という楽器。

これはもともと華北地方に広く行われている
子腔という民間音楽において,
拍子をとるための打楽器です。




実は笛も,この子腔に使われたから
そう呼ばれるんですね。

これは京調ソロのスタンドプレイ。

あ,でもいまひいてはるのは
曲笛のほうでしょうかね??




このあと,「高山青」で
二胡ソロがありました。

奏者は,見に来てくれた人から
「緊張しとったやろ〜」
と言われたそうです。

最初のソロは,
板胡からの持ち替えで
感覚がもどらず,
確かにかなり
危うかったそうで・・・







でもそのあとの2つのソロは
なんとかやりすごしたようです。

しかし,譜面そのまんまの
余裕のないひきかたでしたね〜

これは彼女の今後の課題でしょう


さて,特別ゲストを迎えての
第2部の開演です。

板鼓と小鑼の音に導かれて
入場するのは杜麗娘です。





華やかなこの頭飾りも
重さ1キロ

衣装を整えるのに
平均1時間もかかるそうです。


扇遣いも重要なポイント

ひとつひとつの動作が
指先までこまやかに
神経が行き届いているような
優雅な動きです。



   ↑ 昆劇伴奏隊 前列手前から,笛子/板鼓・拍板/小鑼  後列手前から,二胡/揚琴/三弦/中阮
              実はこの揚琴は北京式で,楽団で使われている上海式とは異なります。



ふつうなら中国のプロの方々が
伴奏するので,私達ではとても
やりにくかったと思います。

それでも演者の三野さんは,
まず伴奏隊の面々に
歌を教えてくださって,
それから,実際に踊りと
合わせる段になっても,
実に辛抱強く
指導してくださいました。

ほんとうにありがとうございました。



実は,楽団での顔合わせのとき,
1部でやった「京調」の
原曲である「蘇三起解」を
歌って下さったんですよ。

別に習ったわけでなく,
京劇も好きで,北京で
昆劇を修行していた時
よく見に行ったということでした。

そのときよく「蘇三起解」も
上演されていたので,歌も
自然に覚えてしまったそうです。



まさに民族も性別も越えた
熱演・・・ほんとうに
すばらしかったです。

アンケートにも
「もっと見たかった」
という声が多かったです。



この一幕は,本来は
主役杜麗娘と,
そのお付きの女性
春香(しゅんこう)が
一緒に出演します。

しかし,この日は
杜麗娘だけでした。

その替わり,ちいさな
春香(はるか)ちゃんが
花束のプレゼンターに・・・

会場から大きな拍手が
鳴り響きました。



ここで休憩。

いつも受付の手伝いに
きてくださってる方々は
休憩中もお仕事です。

ほんとうにお疲れ様でした。

*******************

さて,このとき
出演者控え室では・・・



出演後の三野さんと
司会者さん・春香ちゃんが
記念撮影。





メンバーもちゃっかりと
カメラに収まります。

昆劇俳優とのショット。
きっとよい思い出になりますね!

※最後の2枚の写真は
りゅうめいさん提供。

ありがとうございました。


 
さて,第3部です!



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